ようつべ

AI創作

第6章|AIは整え、人間は逸脱する

完璧病の機械と、逸脱ジャンキーの人間AIの出力を眺めてると、いつも同じ感想が口をつく。――「整ってるな、でも退屈だな」。文章は破綻しない、構図は綺麗に収まる、余計なノイズもない。なるほど、見た目はパーフェクト。だがな、そこに血が通ってるか?...
AI創作

第5章|AIは矛盾を殺し、人間は矛盾に物語を託す

矛盾を笑えない奴は、創作者を名乗るな「昨日、去年亡くなったジョンという犬と、明後日にドッグランに行く予約をするため、高速道路を走らせて現地予約をしに行った」この一文を読んで「意味不明」と切り捨てたなら──悪いが、お前はAIと同レベルだ。なぜ...
AI創作

第1章:手描き信仰ってやつ

手書き信仰が思い描く幻想「手描きこそ本物」「AIの絵には魂がない」──聞き飽きた。耳にタコどころか、脳にヒレが生えそうだ。わかるよ。自分の手で積み上げた技術に誇りがあるんだろう。でもな、それって絶対か?ペンタブ、写真補正、ブラシ素材、トレー...
日本だけレベルダウン

序章:日本語で語られない物語──“レベルダウン”の真犯人は誰か

本記事では、アニメ『俺だけレベルアップな件』を題材に、「語りの主導権が日本に残っているのか?」という代弁をする。 韓国原作・英語システム・日本制作という三層構造に着目し、私たちが“日本アニメ”と信じているものの中身が、実は日本の物語ではなく...
語りの文学

終章:語りはまだ生きている──落語的構造が息づく現代文化論

昭和は文化の時代だった、ってな。……あのさ。お前、今この時代をちゃんと見たこと、ある? スマホの中にある“想像力の爆弾”セリフだけのアニメ。静止画に近い演出。コメント欄の一言。限られたフレーム、短い秒数、削ぎ落とされた演出。それでも──想像...
語りの文学

第6章:全部“落語”だった──語りの文化は形を変えただけ

ここまで散々、語ってきた。セリフだけで動く物語。地の文がない作品。コメントの叫び。痛い語彙。「浅い」「チープ」「文化じゃない」──お前はそう言った。 ……でもな。その全部が、実は“古典”の形そのまんまだったら──お前、どうすんだよ。それはな...
語りの文学

第5章:“痛い”奴にしか見えない文化がある──未成熟さの暴力性

……ふっ、また笑ってやがるな。「尊い」とか「無理」とか、語彙が終わってるってか?いいか、お前みたいに冷静で整った言葉だけを“文化”って呼ぶなら──そんなもん、死んだ魚の目をしたカタログと変わんねぇよ。感じちまったんだよ。だから叫んだ。未熟だ...
語りの文学

第4章:「泣いた」で済ますな──感情の受け手になる覚悟はあるか?

コメントは「思考」じゃない。「叫び」だ「“泣いた”だけ? それで感想かよ」と思っていないか?──なぁ、「泣いた」ってコメント、見たことあるか?何も書いてないように見えるだろう。でも、俺には見えるんだよ。“そこに在るもの”が。それはな、思考じ...
語りの文学

第3章:地の文が泣かせるわけじゃない──語られぬ情動の読み解き方

「これ、地の文ないじゃん」「説明ゼリフばっかじゃん」「なんでそれで泣けるの?」──そう言ったよな、お前。じゃあ、俺が見せてやるよ。“語られてない部分”こそが、一番深い物語を生むんだってことをな。それでもだ……地の文がない。それがどうした?わ...
語りの文学

第2章:キャラは動かない。語りで動かす。それが“演出”というものだ

「お前はまだ、キャラが“動いた”瞬間に立ち会ったことがないのか? ……だったら俺が証人になる。そう、“語られなかった”物語を、俺は“見た”。──だから語る。俺の目と、耳と、魂で体験した、あの“声”の話をな。」ここで語るのは、「お前もわかれ」...