―悪魔の代弁者、此処に堕つ。
世には“正しさ”を名乗る多数派の意見が溢れ返っている。
空気を読み、忖度し、沈黙こそ美徳とされるこの世界では、
異を唱える者は、「空気を壊す悪者」として――徹底的に叩き潰される。
少数意見は駆逐され、思考は均一化され、
結果、人類は幾度も絶望的な帰結を繰り返してきた。
…ならば、問おう。
本当に“正しい”とは何だ?
誰が“真実”を決めている?
この問いに、あえて空気を読まず、こじつけをも武器とし、
“正しさの抜け穴”を突く──それが《悪魔の代弁者》である。
私は自らを討たれるために語る。
叩き潰されることを前提に、あえて世界のタブーを戯言として語る。
ここに記す言葉は、あなたの思考を揺さぶるための毒と薬の混合物。
――どうか、真に受けるな。
――だが、真実を見逃すな。